こんにちは、えいがです。
2回に渡って借り入れ関係のお話をしてきました。
今回は具体的に事業で借金をする際に、
私もお世話になったおすすめの3つの金融機関をご紹介したいと思います。
日本政策金融公庫
1つ目は「日本政策金融公庫」です。
日本政策金融公庫がなぜ優れているかと言うと
政府100%出資の金融機関だからです。
銀行ってなかなか潰れないって思ってるじゃないですか。
しかし実際は色々統合したりしてなんとか潰れずにやっているんですね。
バブルが弾けた頃に、長銀(日本長期信用銀行)などの銀行が潰れて混乱することがあったので、
今は政府が色々とコントロールして潰さないようにしています。
そのコントロールをしている政府直轄の中小企業向け金融機関が日本政策金融公庫です。
日本政策金融公庫は、政府直轄という特徴を活かした様々な融資制度、
例えば女性向けの創業支援であったり、シニア向け、30歳未満の若者向けの創業支援などが充実していることが特徴です。
また銀行と比べ、金利が安いことも特徴の一つです。
日本における中小企業が占める割合って大体90%くらいなんですね。
中小企業が潰れてしまうと日本も潰れてしまうので
そういった中小企業が円滑な経営ができるような支援をしています。
借り入れ実績がなくても借り入れをする事が出来る点も、日本政策金融公庫の大きな特徴の一つです。
銀行は借り入れ実績がないとなかなか貸してくれないんですね。
じゃあどこで借り入れ実績作れば良いんだよという時は
間違いなく日本政策金融公庫で借り入れ実績を作って、その実績をもとに他の銀行から運転資金、設備資金を借りるということがスタンダードかなと思います。
商工組合中央金庫
商工中金も基本的には政府系の金融機関です。
日本政策金融公庫と大きな違いは、口座を作る事ができるという点です。
口座が作れるということは、その中で入出金の管理であったりとか、送金や入金など一般的な銀行と同じような仕組みを持っています
ですので債権の発行や手形の発行もやろうと思えばできます。
私は主に手形の割引をしてもらうために商工中金を使っていました。
「手形の割引」とは聞き慣れない言葉ですが、「手形」はみなさん聞いたことがあるかと思います。
手形はそのままでは使えないので、現金化をする必要があります。
しかし手形が現金化できるのは30〜120日も後になります。
手形の割引というのは簡単に言えば、商工中金さんに代わりに買い取ってもらう制度です。
買い取ってもらうために手形を持って商工中金に行き、額面が1000万円の手形を変えてほしい時があるとします。
仮に年利が2%で90日の手形であれば、
90日分の利息を商工中金に支払いをして
手形の買い取りをしてもらうということをすることができます。
これが手形の割引というサービスになります。
これは一般的なメガバンク、例えばみずほや三井住友銀行でもやってもらえますが、
商工中金だと非常に手形の割引しやすいというのがあったので、よくここで手形の割引をしていました。
信用金庫、地方銀行
なぜ信金、地銀が良いかと言うと、借り入れがメガバンクではできないからです。
突然みずほに行って、「事業用に1000万円貸してほしいんですけど」と言っても窓口で追い返されてしまいます。
一方で信金さんのメインクライアントは、基本的に零細、中小企業です。
小さな会社に貸出をして利益を出すというのが信金さんや地銀さんのビジネスなんですね。
なので「どういう事業をやっているんですか?」とか
「今何人くらいでやっていて、どのくらいの売上で、どういう風に利益を出していて〜」
という事を親身になってちゃんと聞いてくれるんですよね。
また地銀さん、信金さんは「制度融資」が非常に使いやすいです。
制度融資とは創業間もない会社に対して、
例えば新宿区であれば、区が保証をする制度のことです。
その制度を使うと、信金さんは自分たちがリスクを負わないで済むので
積極的に国や都や区の制度融資を活用して貸付をしてくれます。
私も色んな信金さんと付き合いがあるわけではないので
具体的にどこの信金が良いか、という所までは伝えられないんですが、
例えば知り合いの税理士さんに聞くと
「サロンを開業するのであれば、ここの信金さんが親身になって相談に乗ってくれるよ」と教えてもらえると思うので
もし知り合いに税理士さんがいたり、顧問税理士がいたら相談してみてはいかがでしょうか。
以上、3つの金融機関をご紹介させていただきました。
どれも私が実際にお世話になった金融機関です。
これから会社を経営していきたいと思っている方にとって、良い金融機関を探す助けになれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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