中国人が水源を買い占めているという都市伝説は嘘です

ビジネスモデル

こんにちは、えいがです。

「中国人が水源を買い占めている」という都市伝説について、

実際のところを解説していきたいと思います。

 

 

結論から申し上げると、これは単なる都市伝説に過ぎないただの噂です。

しかし、なぜこんな都市伝説が出てきたのでしょうか?

知り合いの不動産ブローカーに詳しい話を聞いたので、今回はこの噂に迫ってみたいと思います。

 

水源って大掛かりな工事であったり施設が必要じゃないですか。

中国人が仮に土地を買ったとしても、水源まで買い占めるようなことはそうそうできないと思うんですよね。

 

とはいえ実際に北海道であるとか、色んな所で中国人が森林を買ってるんですよ。

これには理由があるそうです。

 

「原野商法」が再流行している

中国人が森林を買っている理由の1つは「原野商法」

ほとんど値段のつかないような価値のない森林を

「これから大型開発がされるので土地の値段が上がりますよ」

と言って高値で売りつけることを原野商法と言います。

もちろんこれは実際にはない話で、詐欺です。

 

ありもしない開発話をして、二束三文の土地を高く売る。

結構昔は逮捕者も出ていて、バブルの崩壊と共に聞かれなくなったと思っていたんですが、

これと同じことが今は中国人向けに行われているようです。

中国人は土地勘がないので騙されちゃうんですよね。

 

しかし、そもそもどうして先祖代々受け継がれてきた森林が売られてしまっているのでしょうか?

これにも背景がありまして、

1つの理由としては、土地って持ってるだけでも固定資産税がかかるからなんですね。

 

固定資産税がかかるのに、開発がしづらい、しかも買い手がつかない。

お金を生み出さないので、たとえ土地を持っていても負担にしかならない。

負担にしかならないので、中国人が買ってくれるなら売ってしまおう、という背景があるようです。

 

ステータスとして土地を買っている

原野商法以外の理由として、ステータスとして土地を買う中国人がいるからというのもあるようです。

何年か前にNHKが特集してたんですが、

中国人が所有する森林は7割くらいが北海道のニセコに集中しているそうです。

 

なぜニセコなのでしょうか?

中国の方って、よくニセコにスキーをしにくるじゃないですか。

ニセコというリゾート地の名前は、中国人の中ではブランドになっており、

ニセコに土地を持っているとステータスが高い、ということなんだそうです。

 

面白いのは、バブル期の日本人も原野商法であったり

ステータスのためにリゾートマンションを買うというような事があったんですよね。

 

バブルの時に経済大国2位になった日本人がリゾートマンションを買って

今経済大国2位になった中国人も同じように、今度は日本のリゾートマンションを買っているという現象は興味深いですね。

 

中国人向け不動産売買の現状

知り合いの不動産ブローカーの人によれば、中国人向けの不動産売買で美味しいポイント2つあるとのことでした。

 

1つ目は管理費

2つ目はAirbnbの運用費

 

リゾートマンションを買った中国人が、

そのマンションを自分達で使う機会というのは、まぁ年1、2回あれば良い方じゃないですか。

実際はそんなに自分達で使うこともないですよね。

 

使ってない時は、そのマンションの管理を不動産屋に任せる訳ですが、

その時の管理費は相場より高いらしいんですよ。

 

また、不動産屋はその空いている部屋をAirbnbで貸出をするそうなんですね。

Airbnbで運用する事によって、

不動産屋にその手数料が入ってくるというわけです。

 

このように売りたいニーズ、土地が欲しいというニーズをうまくマッチさせ、

Airbnbを活用して更に儲ける、という上手い商売があるんだなと思いました。

 

 


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